断酒の刑に処す

あなたは一生お酒が飲めません。

何があろうと飲めません。

これからも

楽しいこと

嬉しいこと

悲しいこと

辛いこと

苦しいこと

たくさんたくさんあると思います。

しかし絶対に飲めません。

飲んではいけません。

飲ませません。

飲んではいけないという
罰です。

終身断酒の刑に処します。

いいですね、お酒はもう飲めません。

最後に何か言い残した事はありますか?

「私が一生お酒飲めない?

わっはっは

またまた
そんなことできる訳ないじゃないですか。

だって
何かあったらお酒が一緒なんです。

何かなくてもお酒と一緒なんです。

お酒無くして
どうやって生きていけと?

わっはっは

例えば今日
良いことがあったとするじゃないですか。

するとその良いことを
思い出しながらお酒を飲むんです。

とっても良い気分なんですよ?

飲まないと
良い気分が
1/20くらいに
なっちゃうんですよ?

飲まないと
逆に暗い気分に
なっちゃうんですよ?

悲しいこと苦しいことも
同じです。

お酒飲みながら、
たそがれるんです。

何も解決してないですけど
いいんです。

私にはお酒があるんですから。

他には何も望みません。

私は欲が少ないんです。

お酒さえあればいいんですよ。

今まで何度も何度も
お酒は私を助けてくれましたよ。

酔っ払って転んで
ズボンが破れて
傷口がパッカリあいて
血がドロドロ出ても、
あんまり痛みを
感じないように
してくれました。

それにこの前なんかは
記憶を無くしてくれたんです。

たぶん
お店で
お酒を飲んでいた時
だと思います。

私が酔っ払って
ものすごく
恥ずかしいことを
してしまったんだと
推測しますが、

なんと!!!

記憶がないんです!

すごくないですか?

多少まずい事をしたかな
という思いもありますが
お酒飲んでいるから、
みんな大目に
見てくれているでしょう

こんなに私を助けてくれる、
いつもこんな私に
寄り添ってくれる
お酒を私は愛しています。

お酒と離れ離れになるなんて
考えただけで
身が潰される思いです。

そもそも
なぜ私に
断酒の刑が
処されるのでしょう?

納得いきません。

刑に処される筋合いがありません。

やめてください。

私からお酒をとらないでください」

あなたが
断酒の刑に処される理由は
その思考ですよ

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